サンドパック工法

ジオチューブは高強度ポリプロピレン製織布を基布としたチューブ状の袋材です。土砂と水をサンドポンプにより袋材に圧送し水のみを排水することで袋体に土砂を充填します。大きな質量を有するため波浪安定性が高く、ポンプ充填により迅速な施工が可能です。

特長

  • 出来型形状が高さ1.5m×幅4.2m×長さ20mの大型袋体となるため、高い波浪安定性を有します。
  • 高強度ポリプロピレン製織布を基布としているため、耐久性・耐薬品性に優れています。
  • 中詰め材に現地の海浜材料や養浜材を使用するため、解体・撤去が容易であり、周辺環境への影響も最小限にできます。
  • 従来のコンクリート構造物に比べ工期短縮が可能です。

使用例

工法使用製品

ジオチューブDS

NETIS(新技術情報提供システム) 登録番号QS-190033-A

ジオチューブDSは、高強度織布を基布とした袋材と、袋材を波浪による摩耗や紫外線などから守る外側シートの二重構造で、国土交通省国土技術政策総合研究所との共同研究により開発された「浜崖後退抑止工」に適用する袋体です。
外側シートは織布と不織布の複合品であり、不織布を現地の砂色に近い色とすることで景観性の向上が図れます。

ジオチューブSS

ジオチューブSSは、高強度織布を基布とした袋材です。短時間の施工で一定の高さ・質量を持つ長尺の土留め構造体を構築することができるため、構造物の仮設根固めや盛土の土留め・護岸など様々な用途に活用されています。